2017-02-02 | ブログ
iPhone5s以降のiPhoneには「Touch ID」という指紋認証システムが導入されています。
ロックを解除するのに毎回暗証番号を入力しなくて済むので非常に便利な機能です。
しかし指紋認証の精度は使っていくうちに落ちてきてしまうこともよく見受けられます。
そこで今回は認証精度が落ちてしまう原因と、その改善方法についてご紹介いたします。
指紋認証の精度が落ちてしまう理由は様々なことが考えられます。
ソフト面、ハード面のトラブルももちろん考えられますが、故障してしまうような無理な使い方をしていなければその可能性は低いでしょう。
普通に使っているだけで認証精度が落ちてしまう原因の多くは「指の状態の変化」にあります。
指が保湿されている状態か、乾燥している状態かという違いだけでも認証精度に影響が出てくるので、季節によって変わってくることもあるでしょう。
指に怪我などをしてしまった場合も認証に影響が出てきます。
このように指の状態が指紋を登録したときと変わってくることによって、認証精度が落ちてしまうのです。
指の状態が変わってしまっても認証精度を落とさないようにする方法としては、あらかじめ異なる状態の指で指紋を登録しておくことが有効です。
指紋登録は5本までできるので、保湿されている状態と乾燥している状態のそれぞれの指を登録しておくことで、どちらの状態でも認証しやすくなります。
しかしこの方法だと複数の指を登録しておきたい人は5件では足りなくなってしまうので、「最近認証されにくいな」と感じたタイミングで指紋を新たに登録し直すことで、多少の手間はかかりますが登録数を変えずに認証精度を保つことが可能となります。
指紋認証の登録は、1件に数本分の指を登録させるという裏技があるのですが、この方法はあまりおすすめできません。
すべての指の指紋を登録することも可能なので非常に便利な技ではあるのですが、1本の指から取れる指紋データが減ってしまうことになるので、認証精度はその分落ちてしまうのです。
ストレスのない認証精度を重視したいのであれば、1件に1本だけを登録するようにしましょう。
■まとめ
非常に便利なTouch IDですが、うまく認証してくれないと逆に不便な機能にもなり兼ねません。
せっかくの便利機能がそのようなことにならないためにも、定期的な指紋の再登録を行い無理な指紋登録などはしないようにしましょう。